ラミレスプリントの特徴

最大3.3mのメディア印刷をサポートする、用紙の送り出し・巻き取り機構、高速印字と作画速度で生産力をアップ。

優れた生産力を確保するために、用紙送り出しと巻き取りの両装置に個別の専用モータを装備。長尺重量メディア(140kg)の用紙搬送にもグリッドローラに負荷がかからず、さらに高画質の出力が可能です。

プリントヘッドには加圧力3段階切換機構と5段階の高さ調整機構(2.5mm~4.5mm)を搭載(グランデ、グランデミニ、ラミレスIII 2200、ラミレスIII は3段階のプリントヘッド高さ調整機構を搭載)してメディアの厚みと少量の波打ちに対応。グランデII 3300の最大メディア幅3,300mmと相まって幅広いメディア対応力を備えています。

標準20m/hの高速印字と作画スピードも36.2m²(360×180dpi)/18.9m²(360×360dpi)/8.8m²(360×720dpi)と、これまでの1.3倍にアップ。出力品質を向上させるとともに、対応力、スピードと大幅な機能アップをとげています。

浸透性を上げるための技術と描画品質の飛躍的向上を追求。

ラミレスシリーズは、質感にあふれ効果的な表現ができるように、C/M/Y/Kの4色にライトシアン/ライトマゼンタの2色をプラスした6色(ラミレスIII 2200/ラミレスIII は、C/M/Y/Kの4色)のインクを搭載。

グランデII 3300/グランデII 2600、グランデ/グランデミニは360×360dpiの作画解像度を基準に、360×180dpiの高速モード、360×720dpiの高品質モードを搭載しています。
驚異の低価格を実現したラミレスIII 2200/ラミレスIII は400×400dpiを標準に、400×200dpiの高速モード、400×800dpiの高品質モードを搭載。低価格にもかかわらず、上位機種を凌駕するほどの高解像度を誇ります。
さらに屋外看板で最も美しく見える80ピコリットルのプリントで、インクのメディア浸透性も万全。高解像度と相まって、高品質の屋外サインをお約束します。

インクの定着を良くするプラテンヒーターと印刷面の乾燥装置を標準装備。

ラミレス印刷機器

ラミレス印刷機器

出力メディアを暖めインクの定着を良くするヒーターと、印刷後のインクの生乾きによる不良品を排除するために乾燥装置を標準で装備。出力メディアに応じて任意に温度を変更でき、グランデII 3300/グランデII 2600は最大16パターン(グランデ、グランデミニ、ラミレスIII 2200、ラミレスIII は最大8パターン)のメディア種類を記憶・選択できます。

3m超のターポリンも内照式FFシートも退色、剥がれなどの施工リスクを解消。

ラミレス専用の高溶剤インク”リアルソルベントインク”は、10μmと高い浸透力を持ち、出力メディアへのダイレクトプリントを楽々と施します。メディアのインク受理層を必要とせず、驚異の耐候力、耐擦過力をもち5年相当の屋外施工を実現。3m以上のターポリンなどを用いた大型バナー広告に施す高周波溶着加工(ウェルダ加工やシーム加工)にも対応し、内照式のFFシートも濃色で表現して、その強度は数々の実績が証明しています。

ラミレス用インク”リアルソルベントインク”の浸透力

ラミレス用インクとインク受理層を必要とするインクの作画断面比較です。基材へのインク浸透の深さを比較するとラミレス用インクは素材への浸透が10μm程度あります。一方、受理層を必要とする水性インクやマイルドソルベントインクは、専用受理層に浸透はしても耐擦過性に問題があり屋外施工時にはラミネート加工を必要とします。

ラミレス用インク”リアルソルベントインク”の耐候力

ラミレス印刷機器

ラミレス印刷機器

メディア浸透力によって優れた耐擦過性を誇るラミレス用インクは、屋外耐候性にも驚異の対応力を持っています。サンシャインウェザーメータを使用した自動車部品の屋外耐候促進試験「JIS D 0205」に準拠したテストを実施し、2,000時間(5年相当)の耐候力を立証しています。